Wednesday 28 September 2016

SHINJUKU LOFT DREAM MATCH 2016  路地裏の僕たち~お江戸へ行くの巻~ Part 1

路地裏の僕たち、東京出張してきました!

新宿LOFT創立40周年をお祝いするイベント「SHINJUKU LOFT DREAM MATCH 2016」に、錚々たるミュージシャンが居並ぶ中、素人集団である路地裏の僕たちが出展させて頂きました。
まさか現実になるとは・・・。
いまだに夢のようで、信じられません。


9月25日、6:30am、富士吉田市内各所に路地裏の僕たちメンバー集合。

甲府を出発し、笛吹市を抜け、御坂峠の山道を運転しながら外気温を見ると、まさかの12度!富士吉田に着くと、富士山の頂上にうっすらと雪が降っているではありませんか!

後で判明したことですが、この日の富士山の積雪は甲府気象台から認められなかったため、初冠雪とは認定されず、富士吉田市が制定する「富士山初化粧宣言」にとどまりました。麓の富士吉田からははっきり見えたのだから、いいじゃない・・・、と素人の私などは思ってしまいますが・・・。

涼しいを通り越し、ちょっと肌寒い空気が心地よい秋の朝でした。

マシト号とスナオ号に乗り込んで(マシト隊長命名)、展示物と共にいざ出発!(出発前に小さなハプニングもありましたが、それはラジオでメンバーが楽しく語ってくれるかと思います。お楽しみに!)

週末の中央道、下り方面は混雑しますが逆に上りはガラガラで、たちまち石川サービスエリアに到着。みんなで小休止しようと車を降りたら、暑いこと!あまりの気温差に、服装の選択を間違えたと思った路地裏のメンバーでした。

その後も順調に車は進み、狭い路地裏を進むとあっという間に渋谷TSUTAYA O-EAST。
9:30am過ぎ、無事に到着しました。



 現代的なグレーの建物が印象的です。さすが若者の街、渋谷。道行く人たちも、若い人ばかりが目につきます。先に到着していたマシト号のみなさんが、搬入口で展示物を降ろしているところでした。


諸準備で多忙を極める中、新宿LOFTのブッキングマネージャー樋口寛子さんが、早速お出迎えして下さいました。

路地裏の僕たちが主催するイベントに、東京からわざわざ富士吉田に毎回足を運んで下さり、誰にでも分け隔てなく接して下さる樋口さん。そんな彼女を慕うミュージシャンが大勢集うこのイベントで、後々、改めて樋口さんのすごさを知ることとなるのでした。


ステージ入口前の物販コーナーを過ぎ、横にのびる階段を上り、3階の展示スペースへと樋口さんが案内して下さいました。予想していたよりもずっと大きなスペースでした。どのような展示内容で、どのような導線にするか。路地裏の僕たちの腕の見せ所です!

次回に続きます。

今日の一曲は、「笑ってサヨナラ」です。
新宿LOFTでのライブ映像。
メンバー全員、若いですね。
ステージで一生懸命歌う志村君とLOFT名物、白黒市松模様フロアが光ります。


Wednesday 21 September 2016

LOFTとフジファブリックと路地裏の僕たち Part 2

前回からの続きです。

2003年8月7日(木)、新宿Loftにて行われた「フジファブリック セカンドミニアルバム『アラモード』発売記念ライブ」と続くわけですが、ここでもメレンゲがゲスト出演しています。

Rooftopでのメレンゲの書くフジファブリックへのコメント、フジファブリックが書くメレンゲ バンド紹介も、素の言葉で楽しさ満載です。

フジファブリックのメンバーの誰がこのコメントを書いているかは不明ですが、
「ドラムの山ちゃんさん(この「さん」をつけるところが、志村君っぽいなぁと私は思うのですが・・・)は、男の中の男」
「ベースのツヨシさんは酔っ払うと手が付けられない」
といった後で、
「クボ氏については敢えて何も言いません・・・。メレンゲの音楽は素晴らしいと思うのですがね・・・。」。

今はメレンゲもタケシさんの脱退をへて、クボさんとツヨシさんで頑張っています。
今週の日曜日に開催される「SHINJUKU LOFT 40TH ANNIVERSARY MUSIC FESTIVAL 'DREAM MATCH'」には、メレンゲも出演しますので楽しみです。

Loft発信の情報を見て感じるのは、志村正彦さんという人は只々純粋に音楽が大好きで、音楽をしていたかった人だったんだな、ということです。インディーズ時代は、きっと肉体的にも経済的にもとてもハードな時期だっただろうと察しますが、どの記事を読んでも元気にキラキラ光り輝いている志村君がいます。

「花屋の娘」「追ってけ追ってけ」「笑ってサヨナラ」「ダンス2000」などに代表されるLOFT時代の曲は、今でもライブで定番の曲が多く、フジファブリックの楽曲の色褪せない魅力を、志村君がいない今でも伝え続けています。

亡くなる1ヶ月ほど前の2009年11月12日、新宿Loftにて「SHINJUKU LOFT 10th Anniversary~Premium Live Event 2009 原点回帰~」に他のバンド多数と出演しているフジファブリックですが、その模様は樋口さんのブログをご覧下さい。

スタッフHのブッキング制作・企画ブログ 「無事終了しました」2009年11月13日付

「FAB BOX」に入っている「FAB MOVIES LIVE映像集」では、LOFTで撮影されたライブ映像が多く収録されていますので、ぜひご覧になってみて下さい。

今日の一曲は、「ダンス2000」です。
こちらもファンの間では人気の定番ライブ曲です。


LOFTとフジファブリックと路地裏の僕たち Part 1

2016年9月25日に渋谷TSUTAYA O-EASTで開催される新宿LOFT40周年を記念するイベント、「SHINJUKU LOFT 40TH ANNIVERSARY MUSIC FESTIVAL 'DREAM MATCH'」。とうとう今週の日曜日に迫ってまいりました。

フジファブリック 志村正彦君と深いご縁のあるLOFTのイベントに、路地裏の僕たちもお声をかけて頂き、出展することが決まりました。ありがとうございます。


フジファブリックを語るとき、LOFTの存在を忘れることはできません。
ご存知の方も多いかと思いますが、インディーズ時代のフジファブリックは、LOFTで大きく成長していきました。

また、LOFTグループが運営するレーベル「SONG-CRUX」から、フジファブリックは第一号のバンドとしてCDを発売しました。(第二号は、メレンゲでした。)SONG-CRUX discography
2002年10月21日には1st mini album「アラカルト」、2003年6月21日には2nd mini album「アラモード」をリリースしています。(ちなみに2004年2月18日に通産三枚目のミニアルバムとしてリリースされた「アラモルト」は、「アラカルト」と「アラモード」に収録されている曲をリメイクして、東芝EMI(当時)から発売されたものです。)

Loft Project発のマガジン「Rooftop」WEB版で、「番外編 Rooftop特別付録:メレンゲ/フジファブリック 新宿ロフト&下北沢シェルター出演履歴」を見ることができます。Rooftop メレンゲ/フジファブリック 新宿ロフト&下北沢シェルター出演履歴 2004年11月15日付
この記事によりますと、フジファブリックは2001年11月17日にLOFTデビューを果たしていて、志村正彦君、若干21歳の時でした。

その後、メジャーデビューするまで新宿LOFTで28回、下北沢シェルターで9回、フジファブリックは彼らの個性あふれる音楽を披露することになるのです。

「Rooftop」WEB版で「フジファブリック」のウェブ内検索をすると、2004年11月15日「メレンゲ×フジファブリック:ヴォーカリスト対談 クボケンジ(メレンゲ)×志村正彦(フジファブリック)」に始まり、懐かしい記事もいくつかでてきます。

志村日記などにもちょこちょこと出てくる新宿Loftに関する記事(他のバンドのライブを見に行った、おいしい食事などなど)を読むと、Loftがフジファブリックにとって、志村君にとって、特別な思いのある場所だったのだと感じます。

今ではファンにはお馴染みとなった「赤富士通信」も、元はと言えばSONG-CRUX時代に、フジファブリックと樋口寛子さんが一緒に立ち上げ、毎月発行していたものでした。

Loftグループフリーペーパー「るーふとっぷ瓦版」2003年8月号、ページの上半分がフジファブリック、下半分がメレンゲと使われております。
フジフジ富士Qで「今日出演バンドの中で、フジファブリックと一番古くからの付き合いがあるのがメレンゲです。」と紹介されていた通り、こんな昔から紙面を同じくして一緒に活躍していたのですね。

2003年7月11日(金)にはタワーレコード新宿店にて、7月13日(日)にはタワーレコード大阪店にて、2ndミニアルバム「アラモード」インストア・ライブが行われました。その様子を志村正彦君と「レーベルスタッフ H」こと樋口寛子さんが書いています。

志村君によるレポートと樋口さんの書くレポートが、絶妙でおもしろい!!
引用させて頂きます。

2003年7月11日(fri)@タワーレコード新宿店
まず一日目のタワレコ新宿店のインストアにはとてもたくさんの人が来てくれて驚きました。リハーサルから見に来てる方もいたりして、とても緊張しました。ただ、内容の方が良くなく悔しかったので、また新宿店でインストアをやってリベンジしたいです。終わった後は、延々と続いていくサイン会に驚きました。買って頂きありがとうございました。(志村)

人の多さに樋口さんも、びっくりしたと書いています。そんなお客さんの姿を見ていたら、徹夜作業で苦労したこともすっかり忘れ、喜ばしい出来事だったと印象深そうに締めくくっています。


そして、7月13日(sun)@タワーレコード大阪店

遂に来ました大阪・梅田店。東京を深夜1時に出発し、道が空いていたので、9時過ぎには到着しました。11時にタワレコ・インストア会場に入れたのですが、少し遅れたほうが大物っぽいかなぁと思い、13時に入りました(笑)。ライブの内容ですが、新宿店での反省も含めて頑張りました。良かったと思います。大阪も本当にたくさんの人が来てくれました。また宜しくお願い致します。(志村)

樋口さんによると、この頃のフジファブリック、睡眠時間もろくにとれない連日過密スケジュール。それでもライブになるとテンションが上がり、いろんな意味で「フジファブリックは強くなった」と言っています。久々にフジの生音が聞けると、リハの時から店内がワサワサしていたのと、早めに着いた一行皆でファーストフードで朝食をとったのが、スタッフとして印象的だったそうです。

次回に続きます。

今日の一曲は、「花屋の娘」です。
すみれさん、いい名前ですね!