Monday 23 March 2015

B.O.I.P Part3


ご無沙汰をしてしまいました。

記事の途中ではありましたが、家族に急病人が出てしまったため、ずいぶんと長い間記事を書けずにおりました。
お休み中ファンの皆様にはご心配を頂き、数々のメールを頂戴しましたこと、改めて御礼を言わせて頂きたいと思います。

ありがとうございました。感謝しています。

日常生活に戻ること叶いましたので、今日からまたブログを再開したいと思います。

「志村正彦さんを、素晴らしいフジファブリックの世界を、できるだけ多くの皆さんに知ってもらいたい。」という思いのもと、始まったブログです。

今までもこれからも、きっと予期せぬ出来事が周りで起こり、平坦な道ばかりが続いていくわけではないのでしょう。それでもブログを始めた時に誓ったあの志が変わることはありません。許される限りずっとずっと末永く続けていくことで、少しでも何かできればいいなと思っております。

どうぞこれからもよろしくお願い致します。


さて、「B.O.I.P」です!

今日は過去のインタビューなどを振り返りながら、ご紹介したいと思います。

「Rockin' On Japan 2007年9月号」でのインタビューの中で、
「改めてフジファブリックってこういうバンドなんだなあと思うところはありますか?」との質問に、

「こういうバンド。うーん・・・・・・・・あんまり、変って言葉使いたくないんですけど、ま、謎というか・・・・・うん。やっぱり一筋縄ではいかないんじゃないのかな、っていうのはありますよね、バンドのイメージとして。(中間省略)ま、自分が思うには、一筋縄ではいかないというか、いきたくないようなとこは、ありますね。そういうバンドではありたいと思いますけど。」


「フジファブリックは、はまんないですねえ。ああ、そういうところにもみんな、期待してくれてるんでしょうね、きっと。なにやるかわからないっていうか。属さないで、でも、いろんなところで活躍をすることによって、なんかお客さんはフジファブリックに対して痛快さを感じているというか。とは思いますけどね。それこそ年末に両国国技館でライブやりますけど、だんだんそういう大きなとこでやることによって、どこにも属せない、こういうバンドがでかくなることによって、痛快さをみんな感じてるんじゃないかなっていうふうに思います。」

「B.O.I.P.」はまさにフジファブリックを、「一筋縄ではいかないバンド」と世に知らしめる曲の一つではないでしょうか。音楽といい、歌詞といい、フジファブリックの予測不可能、良い意味で期待を裏切ってくれるハチャメチャ!な魅力に溢れる曲です。

曲名が謎めいているので、「どうしてB.O.I.P.なんだろう。どういう意味?なんの略?歌詞に何かヒントが隠れているの?」と想像を掻き立てられるのです。(ちなみに、「B.O.I.P.」は「Battle Of Inokashira Park」の略です。)

また3rd album「Teenager」の曲順も特徴的です。
「ペダル」でさわやかに始まり、「記念写真」で少年野球の真っ直ぐな元気と甘酸っぱい思い出を感じつつ、この「B.O.I.P」へ猛烈突入し、「若者のすべて」で淡々と歩きながら思いに耽る、というこの流れが、私は大好きです。

インタビューでも言及している両国国技館ライブ(2007年12月15日開催)ですが、このステージでの「B.O.I.P」はユニークなパフォーマンスで会場をわかせてくれました!

この頃(2006年11~12月)、ライブに対する意識が明確に変わったんです。昔は、メンバーだけでステージが完結してる、内内に向けたそのセッションを、お客さんが眺めてるみたいな感じだったんですけど、この頃から、お客さんに向けてようやくメッセージを届けるという、外に向けてのライブパフォーマンスに変わってきたんじゃないですか。 
(「東京、音楽、ロックンロール 完全版」 P170 2006年11~12月interviewより抜粋)

「今につながってくるんですけど。」(「東京、音楽、ロックンロール 完全版」 P170 2006年11~12月interview)。
そこから一年を経て進化しているのか、演奏しているメンバーたちも、会場にいるお客さんたちも、とても楽しそうにしているのが印象的。曲自体もライブバージョンになっていて、アルバムとは一味違うので必見です!

今日の一曲は、前回と同様こちらです。(feat.ハヤシ from Polysics)