Wednesday 6 February 2013

「ツナグ」を観ました


今週末は、旧正月のお祝いを控えております。
華僑の多いタイでは、この時期、街は赤と金色に彩られ、とても賑やかに華やかに、そして「縁起が良さそう」な気分になります。

春節の場合、元旦よりも大晦日の方が忙しいので、華僑はお世話になった方々に手土産を持ってご挨拶に行ったりと、気忙しい数日を過ごします。
中華系の会社は長いお休みに入り、皆がウキウキするボーナスの季節でもあります。

そんなバンコクから、またまた雪の山梨に思いを馳せております。

富士河口湖町では、すでに5センチ積もったとききました。
皆様、安全運転でお気をつけ下さい!



先日、日本へバタバタ帰国をした時に、日本行きの飛行機の中で、辻村深月さん原作の「ツナグ」という映画をみました。

詳しくは、こちらのホームページをどうぞ。
映画「ツナグ」 公式サイト

ストーリーのあらすじは、

「たった一人と一度だけ、死者との再会を叶えてくれる人がいるらしい━━。
その時、最後に伝えたい想いは何ですか?」

詳しいストーリーは、こちらをご参照下さい。
映画「ツナグ」 公式サイト ストーリー

死者との再会を橋渡ししてくれる「ツナグ」。でもそのチャンスは、死者にとっても生きている側にとっても、たった一度だけです。
「ツナグ」という世襲の仕事を通して、様々な人の人生を垣間見る主人公。
人の生き様や死に様、また「ツナグ」という仕事を通して、いろいろな物事の深さをしっていきます。

原作を書いた辻村さんは、2012年直木賞受賞作家で、1980年生まれ 山梨県笛吹市出身。そんなこともあり昨年は、地元紙「山梨日日新聞」でも多数の記事や特集が組まれました。笛吹市役所には垂れ幕がかかるほど、地元は盛り上がりました!

同じく1980年生まれ 山梨県富士吉田市出身の志村正彦君。

「山梨出身の同い年作家とミュージシャンの興味深いコラボ(同じ1980年生まれでも、学年は志村君が一つ下ですが)」など、地元ならではの企画もありえたかもしれないなと、ふと考えたりもしました。

そしてやはり映画の間中、考えていたのは志村君のことでした。

原作の第一章に、急死した人気女性タレントとファンのことが、取り上げられていたことも大きかったからでしょうか。

志村君だったら、誰に会いたいだろうか。
たった一度しかないチャンスを、誰のために使うのかな。

皆さんだったらその時、誰に何を伝えますか?
色々考えさせられる内容の映画でした。


今日の一曲は、「セレナーデ」です。

これは私の勝手な推測ですが・・・。
志村君だったら・・・、誰にも会わないのではないかな。

「会えた人は嬉しいけど、会わなかった人はそれを知った時、『自分を選んでくれなかった』と悲しい気持ちになるのだから、いっそ会わないままの方がいいや。どうせこっちに来たら会えるから、その時まで待ってるよ。」とか、言いそうだな・・・。

セレナーデを聴いて、勝手に思ったのでありました。

企画展レポート、お待ち下さい!
マサト隊長ご指導の下、着々準備しております。


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