Monday 21 March 2011

ルーティーン ('Routine' - Please wait for an English translation!)

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超多忙な日々がやっと終わり、今日から平常に戻りました。
ずっと更新できずに、志村君、ごめんなさい。

以前、私の拙いブログを東北地方から見に来てくださっていた方々がいらっしゃいましたが、皆さんどうなされたのでしょうか。「袖すり合うも多少の縁」といいますが、フジファブリックを通してご縁のあった皆様が、どうかご無事でいらしてくださいますようにと、お祈りしております。
もちろんフジファブリックファンだけでなく、被災なされた全ての方々を取り巻く状況が、少しずつでもいい方向に向かっていってくれますように、心からお祈りしております。

皆が力を合わせて復興のために頑張っているのに、同じ日本人でありながら、何もできない自分がとても悔しく、歯がゆく思っていました。でも今は、こちらにいる日本人だからこそできることをしなければいけないと思い直し、自分なりに少しずつ活動を始めました。
バンコクでは主要なモノレールの駅前などで、日本人の有志たち(子供たちも含め)が街頭に立ち、募金をお願いしております。


先日、近所の池に行きましたら、私たちが日本人と知ってタイ人(初老の方)が話しかけてきました。
「このたびの地震や津波にあわれた日本人の方々に、心からお見舞い申し上げます。タイと日本は皇室も含めて、昔から友好関係にあります。タイの近年の発展は、日本のおかげといっても過言ではありません。
見てください。
高速道路だって、ビルだって、地下鉄だって、小さいものでは家電だって、バンコクの町に出て日本のものを見ないことはないのです。今度は私たちが恩返しをする番です。待っていてください。」と、言って下さいました。

ありがたくて、涙が出ました。
こう言って頂けるのも、私たちの両親や祖父母、その前のご先祖様が頑張ってくれたおかげなんだと、改めて日本人に生まれたことに誇りを感じました。


そしてこのブログも、少しでも皆さんの力になれたらな、と思っております。

先日、NHK国際放送を観ていましたら、被災した方が、「被災した私達は、悲しいニュースをあまり見たくありません。代わりに、音楽を流してください。テレビがない避難所でも、ラジオで音楽だったら聴こえるので。」とおっしゃっていました。
音楽の力はすごいです。

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フジファブリックの音楽は、人生で平坦ではない道を歩いている時、とりわけ心に寄り添ってくれる音楽です。元々フジファブリックのファンだった方々だけではなく、まだお聴きになっていない皆様にも、ぜひ聴いていただきたいな、という願いをこめて、今日は「ルーティーン」を選曲しました。

この曲は、シングル「Sugar!!」のカップリング曲です(またまたB面です!)。
アコースティックギターとアコーディオンだけで奏でられるシンプルな音が特徴で、だからこそ志村君の伝えたいことがダイレクトに伝わってくる曲です。
アコーディオンと言えば、志村君のおじいちゃまは元アコーディオン奏者だったと以前、山梨日日新聞の記事で読んだことがあります。
小学校で音楽の時間に弾く機会があったアコーディオンですが、ドイツで発明されヨーロッパで活躍することが多いためか、未だに異国のイメージが強く、ピアノやギターほど一般的ではないですよね。そのアコーディオンが、調度いい具合に渋い音色を聞かせてくれる名曲です。

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「Chronicle」のDVDにも出てきますが、この曲はスウェーデンで行われたレコーディング、最後に録音された曲です。3人(加藤さんを除く)の緊張感が伝わってくるようで、目が釘付けになってしまいます。また、歌いれで一生懸命声を張り上げながら歌う志村君の姿が、とても印象的でした。心をこめて歌っているのが伝わってきます。


英単語 routine には(「ルーティーン」は routine のカタカナ表記と思われます)、「日課」「日常の仕事」「お決まりの仕事」の意味があります。

辛く寂しい気持ちを抱えて、へこたれてしまいそうになる。
それでも時は止まらず、いつもと変わらず朝が来て夜が来る。
いつ折れてしまうかも分からない心だけど、君からもらった心がある。

去年、タイで赤シャツ隊の暴動が大変だった時、「どんな境遇で聴いても、フジファブリックは、その時その時に必ず心に寄り添ってくれる音楽だな。」と感激したのを思い出しました。
被災地の方々、そしてその被災地を一生懸命支え励まそうと、一丸となって頑張っている他の地方の皆様に届きますように・・・。

フジファブリック 「ルーティーン」


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